冒険
ーここで二手に分かれよう。
わかった。
…君は、これからどうするの?
俺は、金鉱を探すよ。
さらに奥地へと進んで、そして隠された「賢者の石」を見つけるんだ。
…そっか。
砂漠を超える時は、気を付けて。
あぁ、わかってる。
お前は?俺と別れたら、どこへ行くんだ。
…僕は、ドラゴンを探してみようと思う。
ドラゴン⁉
この秘境の奥地に眠っているといわれる、あの伝説の⁉
うん。
「動物寓話」を、信じてみようと思うんだ。
だって、お前あれは…
根拠のない、言い伝えだっていうのはわかってる。
でも、僕にはどうしても、あれがただのおとぎ話だとは思えないんだ。
だから自分の目で、自分の足で、確かめたい。
…そうか。
やっぱりお前は、俺とは別の道を行くんだな。
いつまでも君について行ってちゃ、君を超えることはできないだろ?
ははっ、言うようになったじゃねぇか。
じゃあ、どっちが先にたどり着くか、競争だ。
あぁ、望むところさ。最後に勝つのは
この 俺/僕 だー
どうも、貝です。
最近寒いですねぇ。
京都では、今日は本格的に雪が降りましたよ。
布団から出るのも億劫で、危うく友人との約束に、遅刻してしまうところでした。
そう、テストの早い大学生は、もう春休み。
今日はとある友人と、「BRESPI」というボードゲームカフェに行ってきたのです。
というわけで、賢明な読者諸氏は導入部分でお気づきのことと思いますが
今回のテーマは、「ボードゲーム」です。
冒頭は、僕と友人の一番のお気に入り。
「レスアルカナ」の一幕ですね。
【ゲーム紹介】レス・アルカナ (Res Arcana)|8枚のカードを使って争うトム・レーマンの新作カードゲーム! | ニコボド|ボードゲームレビュー・ルール&情報系ブログ
「人生ゲーム」や「ドンジャラ」のように、大衆に広く普及したゲーム、というわけでは残念ながらございませんので
御存じでない方も多いかもしれません。
かくいう僕も、この友人と初めてボドゲカフェに来た時に教えてもらったのですが…
これがもう、すごく面白い。
まず、ゲーム性はもう言わずもがな。
基本は自分でデッキを作り、資源を増やして点数を稼ぐ、という流れなのですが
カードの種類がたくさんあるので、1ゲームごとに展開が変わる。
以前のゲームで猛威を振るったカードが、その次のゲームでは足手まといになったりする。
飽きが来るどころか、毎回新しいコンボ、新しい戦略が見つかります。
カードゲームになじみのある方なら、ドはまりすること請け合いです。
ですが僕はあえて、このゲームを
普段ボードゲームなどやらない、という方にこそお勧めしたい。
もちろん、戦略や駆け引き、などの要素はレスアルカナの醍醐味です。
特にあと一点、あと資源一つで勝負が決まる、という時の緊張感、最後の詰めに向けて頭を必死に動かすあの瞬間は、何物にも代えがたいでしょう。
そのうえで僕は、あのゲームの最大の魅力は
その「世界観」にあると思うのです。
みなさんは子供のころ、ゲームの主人公に憧れたことはありますか?
広大なジャングル。
きらめく宝石。
優雅に空を飛び、火を吹くドラゴン。
そんな世界を冒険してみたいと、胸を躍らせた経験はありませんか?
このゲームは、そんなワクワクを、手に取れる形で叶えてくれるんです。
手に汗握る試合展開、彩鮮やかな魔法のアイテム、様々に工夫し、探索しながら、誰よりも早くゴールを目指す…
まさに一編の、冒険小説のようでしょう。
レスアルカナに限らず、ボードゲームの素晴らしさは
いつでもでどんな時でも、僕らをきらきらと輝くファンタジーの世界へと誘ってくれることだと思うのです。
僕は今日、BRESPIへ遊びに行って、
冒険をしたり、宝石を集めたり、怪しい実験をしたりしました。
ある時は魔法使いになりましたし、ある時には世界的な大怪盗でもありました。
大人だって子供になれるし、子供だって大人になれる。
女性だって、わんぱくで好奇心溢れる少年になれるし、男性だって、ロマンチストでメルヘンチックな少女になれる。
誰もが平等で、誰もがその世界の虜になれる。
それがボードゲームの、最も魅力的な一面だと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あ、そうそう、最後に!
僕が今日行ったボードゲームカフェ、「BRESPI」の、極秘情報を記しておきます。
くれぐれもむやみやたらと、他言しないでくださいね?
実は、あのお店、店員さんが…
…めっちゃ可愛いんです。
(僕が知る限り、女性の方は三人いらっしゃるのですが、みんな綺麗。店長さんと思しき男性も、とても男前な方でした)
ではまた次回!